先日あるクライアントさんより、会社のホームページをリニューアルしようと思うが、デザイン性を重視した方が良いのか機能面を重視した方が良いのかというお尋ねがありました。これは、その会社がどういう目的でWEBサイトを活用するかという点に大きく関係してきます。
一般的に企業のWEBサイトは、会社の事をもっと知ってもらう為ブランディング目的のサイトと、それをひとつのツールとして何らかのレスポンスが欲しいものに使うという大きく2つに分かれると思います。前者であれば、美しいデザインや動きなどで企業イメージを表現し、いわゆるカッコいいデザインで見る人達にインパクトを与える事が必要でしょう。一方後者が目的なら、レスポンス=結果が全てですからデザイン性はあまり重要ではなく、見てくれる人の使い勝手やナビゲーションなどいわゆるUI設計が重要になってきます。もちろん両方兼ね備えたサイトがベストなのでしょうが、どちらかを色濃く出そうと思えば自ずとどちらか寄りのサイトになってしまいます。
制作予算に限りがある中小企業の多くは、かつての単に企業サイト(ホームページ)を持てばよいという考え方から脱し、WEBの有効活用も企業活動のひとつと捉え、売上や集客に直結するような機能的なサイト制作が主流になってきています。どちらのスタイルを取るにせよ、現在のWEB戦略の潮流として「コンテンツマーケティング」という考え方があり、自社のターゲットに向けて継続的に付加価値の高い良質コンテンツを提供することが重要だと感じます。現にwordpressにより構築した何の変哲もないサイトで、ブログによる情報提供のみで大きな成果をあげている企業も実在しています。
デザイン性や機能性ももちろん大事ですが、「コンテンツファースト」だと考えています。
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(written by スケールフリーネットワーク)