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小手先の集客法では消費者に見透かされてしまう時代


今日あるクライアントさんから相談がありました。

「SEO対策業者から電話営業があって、外部リンク(被リンク)を大量に稼ぎ、検索順位を1位表示にしてみせる。」

「月額25000円で24ヶ月契約して欲しい。それも即決して欲しい・・・」との事。

社名を聞けば、聞き覚えのある企業。案の定検索かけて調べたら、出るわ出るわの詐欺まがいの被害の記事ばかり。

クライアントさんには、
「外部リンク(被リンク)が、SEO対策において昔ほど意味をなさなくなっている事」
「外部リンク(被リンク)をお金で買う事をグーグルは規定違反としている事」
「グーグルは作り上げたリンクではなくナチュラルリンクを評価する事」
「仮に瞬間風速的に1位になっても、長続きしない事」
「グーグルからのペナルティにより順位が現状より悪くなる可能性がある事」
「SEOの潮流は今は内部リンクやコンテンツ重視である事」
「検索順位だけを言い、サイト構成や設計提案の話をしない業者は本物のSEO業者では無い事」
等などを説明し、理解して頂いた。

まだまだあるんですね、こういう事が。過去にホームページ制作詐欺についても書きましたが、今度はSEOの悪質業者です。これでは、まともにSEOを専門にやっている業者が可哀そうです。そもそもSEO対策は、学問みたいなもので、簡単に情報商材あがりのあんちゃんみたいな人間が、キンキン声で電話勧誘できるものではないと思うのです。

もちろん、検索順位も上位にこした事はないのですが、利用者視点に立ったコンテンツを如何に作り上げるか、投資をすべき所はお金で買うリンクではなく、ここだと思うのです。


少し前、グルメサイトにおけるステルスマーケティング(ステマ)が話題になりました。この事などもあり、一般消費者の眼は、確かなものになってきています。検索慣れとでも言いましょうか、PCや携帯電話などのリテラシーがすごく高くなっているのです。こんな事がありました。レストランを探すのにスマホでグルメサイトを検索した所、相方が「一番上のものは、どうせ広告をかけて一番なんだから行きたくない」というのです。これは、ある意味ものすごく怖い事です。企業からすれば、広告をかけること自体は、ちっとも悪い事ではありません。なのにそういう見られ方をしてしまうわけです。頑張ってそうしてるイタイ会社だと見られてしまうわけです。
これまでの一般的なマーケティング手法で、「目立てばいい(お金を使って大きく出す等)」「一番上にくればいい(お金で場所を確保する等)」的手法では、消費者から見透かされてしまう時代になってきていると思います。
ウソの情報や自分の実力以上の事を見せようとする、この無理が消費者に伝わってしまうのです。

口コミは、効果あると言いますが。それには理由があります。友達からぜひいいからとか、勧めてもらった、そして行ってみたら本当に良かった、満足できた・・・これは真実であるわけです。自分自身で確認出来て、体験できて、安心できて、そしてここだったら大丈夫!これが顧客となっていくわけです。そういう意味で消費者は、企業側には正しい情報を発信して欲しいと思っています。無理しなくていい、ウソはもっての外、身の丈に合った正直で正しい情報を欲しがっています。どう特徴があるのか、なぜその材料なのか、なぜその場所なのか、なぜその販売方法なのか・・・等など理由を知りたい。それをWEBやパンフレット、メニューなどで素直に伝えてあげればいいのです。

人間は不思議なもので、知ると安心する、素直に情報を出してくれたところに安心して行こう、買ってみようとなるのです。

背伸びして必要以上に大きく見せる、背伸びし過ぎて虚像を見せるのではなく、身の丈に合った情報を発信する。こういう企業姿勢が求められている時代だと思うのです。

(written by スケールフリーネットワーク)

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