●中小企業のWEBサイトが成果が出ない理由
今では自社のWEBサイト(ホームページ)を持つことは、ほとんど当たり前の時代になっていますが、最近よくある相談は「サイトはあるけど一向に集客や売上につながらないのでこれを何とかして欲しい」というものです。実際に見させてもらうと、ほとんど共通点があります。いくつかありますが、代表的なものは以下です。
①自社の商品やサービスを知ってもらう事に一生懸命過ぎる事
もちろん、サイトを作る上では自社のPRをする事は重要な事ではあります。しかし熱くなり過ぎるあまり、売り込み色が強くなり訪問してくる人の視点に立っていない事が多く見られます。訪問してくる人は、何らかの目的があってくるわけでその解決に至るようなコンテンツが準備できていない事、すなわち、訪問者(=ターゲット)の立場に立った集客するための仕掛け作りやコンテンツ制作が出来ていない事です。
②あまりにも実態をよく掴んでおられないケース
データ的な事をお尋ねしても、明確な回答が帰ってこない場合があります。アクセス数や重要キーワード、どのようなキーワードで検索されどのページが見られている等など、掴んでいらっしゃらない場合があります。ひどいケースでは、GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleなど設置されていない場合もあります。実態を把握しなければ改善ポイントが見えてきません。WEBサイト運営は、検証・改善の日々の繰り返しで集客できる優れたWEBサイト(ホームページ)へと成長していきます。これが掴めていないというのは重要なポイントです。またこの事を当初知らなくても、制作時に本来制作者側がご提案すべき事です。むしろそこまで設置してあげるのが制作者のプロの仕事だと私は思っています。
③サイト運営に戦略性が欠けている事
サイト運営を行うに当たり、サイト制作業者・SEO業者・広告会社・更新外注会社(もしくは内部スタッフ)等などが関わると思うのですが、関係性がバラバラで戦略性のある一気通貫のコントロールが出来ていない事です。大手の企業だと社内スタッフが存在し、その調整役を担うという事も考えられますが、中小企業の場合、ここがバラバラの発注を行いサイト制作においては、デザイン面だけではなくSEOにも適した作りになっていなければならないし、SEOは単に外部・内部施策を行うだけでなく集客を想定したコンテンツも考えなければなりません。また公開後の広告展開はどうするのか、更新は内部でやるのか外注するのかをも含め戦略的コントロールされるべきです。サイト運営にあたって、PDCAは付きものです。以上の視点に立って繰り返し検証を重ねる事が、後々成果になって現れてきます。アクセスはあっても成果につながらない、アクセスそのものがない等というのはこの部分が実施できていないという事だと考えます。
●本当は費用対効果は高いはず
どうしてこういう事が起きるかと言うと、(失礼を承知で書いていますが)中小企業の経営者や担当者はおうおうにしてこういう部分に弱いという側面があると感じています。なので、それぞれの業者が言う事は全て正しいと思い込み、誤った判断をしてしまうものだと思うのです。業者のいう事は全て正しいとは限らず、誤ったやり方を進めている所もあります。現実に先日こちらで紹介したケースもそうでしたし、SEOに限ると知らない事をいい事によくそんな事やっているなぁというケースは驚くほどあります。
WEBサイト(ホームページ)を作り、そこからどう集客するか、どう売上を拡大するかというのは、何も大企業がやる方法ではありません。むしろ広告予算に限界がある中小企業ほど、ここをうまく活用しきれれば、費用対効果の高い成果が生み出されると感じています。現に当社事例でもWEBサイト(ホームページ)リニューアルを契機に、大幅に新規受注を増やしている企業も存在します。WEBサイト(ホームページ)で、社員数名分の売上成果が出てくるようなレベルになると、味を占めた(笑)経営者は益々この部分に投資する事になります。
この部分を躊躇する大半の中小企業がいう言葉もだいたい決まっています。そろって言われるのは、
・投資の余裕がない(投資ポイントが違うのだと思います)
・スタッフがいない、誰がやるのか(全体をコントロールできればそれ程の負荷にはならない)
・それ程効果は見込めない(と思い込んでしまっている)
と言った内容です。しかし一方で実際に成果を出し、味を占めている企業があるというのも事実です。中小企業にも大企業にも関係なく使えるWEB。商品やサービスの認知度アップ、ブランディング、どれを取っても本来費用対効果は高いはずです。ここは大いに活用しない手はないと感じるのです。
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(written by スケールフリーネットワーク)