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過剰なやり過ぎ販促は顧客のヒンシュクを買いかねない

季節を先取りするのがデパート・小売業など流通業の常です。
今年福岡市の博多大丸の御歳暮の特設売場の設置は、10月17日でした。またクリスマスツリーの飾り付けは、10月末にはやってました。鮮やかなイルミネーションは、綺麗でもあり街を活気づかせます。

とはいえ、一方ではえっ?もうそんな季節?という違和感も感じてしまうのです。昔は、クリスマスツリーは11月中旬から下旬にかけて、およそ1ヶ月前当りからだったと記憶してます。

顧客の囲い込みには先手必勝なのだろうけど、ここまで我も我もとエスカレートすると、今後どこまで前倒しされ、季節感さえも失ってしまうのではと思ってしまいます。先日、ネットでも話題になりましたが、カナダの大手ドラッグストアチェーンShoppers drug martが、11月初めに早々とクリスマスソングを流し始めたところ、顧客から「いくら何でも早すぎではないかと」苦情が殺到、袋叩きにあって一端中止したというのがありました。

季節の先取りが、季節感まで失わせては企業側の信頼関係まで失いかねないという例だと思います。

また、FMラジオを私は良く聞くのですが、最近気になる事があります。

通販のCMです。通常ラジオのスポットは20秒ですが、通販用に長めのCMがあったりインフォマーシャルというのもあります。特に気になるのは、電話口で担当者が生でしゃべり倒す(笑)のをそのままオンエアする長めのやつです。対象の商品を、キンキン声でやたらアピールするわけです。ラジオ局のCM事情にもよるのでしょうが、多い時には1時間にそれが4本以上ある時もあるように思います。FMラジオは、本来音楽主体の放送のはずです。心地よい音楽を期待して聞いている人も多いと思うのですが、あれだけやられると私にはノイズにしか思えません。本当は、いい商品なのでしょう。でも逆にそれがマイナスのイメージを作ってしまう事もあると思うのです。

何が言いたいかというと、冒頭のクリスマスの件もラジオCMの件も同じ事なのですが、『過剰な販売促進活動は逆効果の要素も有る』ということです。企業側立場の一辺倒にならないように、一般顧客視点に立ったプロモーションも必要だと思うのです。その事が、企業のブランドイメージひいては信頼関係の構築になると思います。

(written by スケールフリーネットワーク)

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