福岡市は、8月29日にAKB48の篠田麻里子を区長とするホームページ上の仮想の区を設立し、その住民を募っていました。当初1万人程度を目標としてたようですが、昨日9月29日特別住民票の発行日をむかえ、1ヶ月で37000人程の区民が全国から集まっているとのこと。
この「カワイイ区」は、福岡市が市のPRやファッション産業振興目的に開設してるわけですが、WEBを使ったPRとして実に面白い仕掛けになっています。仮想の区ではあるものの全く本物と同じ透かし入りの住民票が発行され、そこには篠田区長の署名も入っているこだわりよう。カワイイ区のイベントがあったりfacebookやツイッターなどSNSと連動させ、さりげなく福岡市をPRするなど行政の企画としては実に面白いです。
AKB48のメンバーを起用することでの話題性、パブリシティ効果は大きいと思います。ただ、当初の話題性のみで継続的な市のPRやファッション産業振興目的という点では、どれだけ続くのか疑問です。
2015年4月加筆
福岡市のネット上の仮想区「カワイイ区」は、2015年3月31日で閉鎖されております。
「カワイイ区」は男女共同参画に関連し、差別に当たるのではないかなど問題が指摘された経緯などがあります。
(written by スケールフリーネットワーク)