先日ヤフージャパンは、ヤフーショッピングの出店料・販売手数料などの無料化を発表しました。これを受け、クライアントさんからも本当に使っていいものかどうか質問もありました。
結論だけを先に言うと、全くリスクを伴うものではないので使う分には○です。
但し、この無料化にはヤフージャパンの戦略もあるわけで、その点を留意しながら検討する必要があると感じます。
『出店料無料』
『手数料無料』
『外部リンク・メール送信自由』
『個人でも可能』
『ヤフオクも無料』
これを聞くとだれでも驚きますよね。中小の通販業者にとって思わず触手が伸びてしまいます。
でもヤフージャパンとて、ビジネスです。全てを無料にしてビジネスが成り立つはずはありません。「無料」という言葉でついつい勘違いしそうなのですが、この裏に隠されている意味は、全部無料ではないという事です。出店料・手数料などを取らない分、収益の柱を「広告」に一本化しますよという意味です。そして、もちろん広告を出稿するのは出店者そのものです。広告出稿店舗には、いくつものメリットや優遇措置が与えられ、一方広告の出せない店舗はサイトの奥まった所にひっそりと存在するような冷遇措置になるのではないでしょうか。
結局、「ヤフーショッピング無料化」の意味する所を判り易く言い換えると、「手数料をタダにする分、広告にお金を使ってね」だと思います。
そして、「無料化」をフックに楽天市場やAmazon同様に出店数を増やし、サイトとして集客力をつける事でサイトの価値を高める事に狙いがあるのは明白です。
(written by スケールフリーネットワーク)