本当の話なので、敢えて実名で書きます。
車のガソリンはいつもだいたい決まった所で入れています。いつものように先日イデックスリテール福岡(株式会社新出光100%出資の会社です)のセルフSSに行きました所、メール会員になると週末メールが届いて、そこに書いてある特別のパスワードで給油すると通常価格より3円安くなるらしく勧められました。私は通常より1円は安くなっているはずなのですが、「ふむふむ・・・さらに安くなるのなら、登録しておくか」と店頭にあるQRコードをAndroidスマートフォンで読み取り、表示されたメール会員登録専用サイトよりメールアドレスを入力手続きをしました。
そうすると当然の事ながら、それに対して「手続き完了メール」などが来るわけで、私も直後に届いたので開いてみたのですが、これが驚きのメールだったのです。
「メール会員登録は携帯電話のメールアドレスのみとなっております。大変お手数ですが携帯電話のメールアドレスで再度ご登録下さいませ。」
私は、ガラケーからスマホに変えた時に、メールアドレスはGmailを使用してます。なぜなら、そちらの方が利便性が高いと思ってるからです。ご承知のようにAndroidスマートフォンにとって、Gamilはすでに基本ソフトとなっているほか、アプリをダウンロードして使えるAndroidマーケットの利用にもGoogleアカウントは必要なわけですから、多くの人が使ってるはずなのです。もちろん、キャリアメールアドレスをガラケー時代から引き続き利用してる人もいるでしょう。しかし、私は決して少数派ではないはずなのです。
はあ~っ??Gmailは、携帯電話のメールアドレスには含まれないんかい!そもそもここで言ってる携帯電話には、スマホは含まれているのか??スマホは携帯電話ではないのか??メールアドレスとは、キャリアメールだけを指しているのか??
携帯電話にスマホが含まれていないにしても、キャリアメールだけに限定してたとしても、いずれにしても時代錯誤も甚だしく、全く今の携帯電話市場における利用状況を無視した、極めて消費者視点にたっていないメール会員システムなのです。これが社内のweb担当者の仕事であれば全く勉強不足だし、どこかの業者の仕事ならそんな業者とはとっとと取引をお辞めになった方がいい。
突っ込みどころ満載のイデックスリテール福岡のメール会員なのですが、何が言いたいかというと・・・
メール会員を募る事は、DM経費の削減や、直接その時々の販促活動がタイムリーに行えるという点で大いに良い事だと考えます。だからお金を少々掛けてでも企業が利用者のメールアドレスを集めるわけです。メールアドレスを集める方法も様々で、空メールなど送る必要もなく利用者にストレスなく集める方法など進化してます。
問題は、集める際「例外を残してはならない」という事だと思います。
今回の例でいけば、携帯電話もガラケー利用者、スマホ利用者といます。スマホでもAndroidユーザーもいれば、iOSユーザーもいるわけです。キャリアメールにしても、docomo.ne.jp、ezweb.ne.jp、softbank.ne.jpとあるわけです。これらに全て対応しなければ、仕組みとしては欠陥と言ってもいいと思います。もちろん、こういうシステムを組む場合は経費の問題もありますが、ユーザーシェアの高いものについては対応すべきだというのが私の意見です。
イデックスリテール福岡のweb担当者さまがここ読むかどうかは判りませんが、私だったらもっといい仕組みが作れるし、いい提案が出来ると思います。遠慮なくご相談下さい。(笑)
(written by スケールフリーネットワーク)