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モバイル利用動向調査から見えてくるもの

20121-1
株式会社D2C調査スマホ普及率

先般、D2Cがスマートフォン(スマホ)及びフィーチャーフォン(ガラケー)の利用者動向の調査結果(2012年11月度分)を
発表しました。

株式会社D2C(本社:東京都港区、代表取締役社長:宝珠山 卓志、以下D2C)は、普及が進むスマートフォンおよびフィーチャーフォンの利用動向調査を実施した。全国の15 歳~69 歳の男女、携帯電話・PHS・スマートフォン所有者3,096名を対象に、2012年11月、PC インターネットによるアンケート調査を行い、スマートフォンおよびフィーチャーフォンの利用動向についてまとめた。

この調査発表によると、スマートフォンユーザーが37.6%となり、ますますスマートフォン化が進んでいます。ここでも書いた前回他社調査分からしても倍増してる事になります。
以下は、調査から見える特徴的な事のまとめです。
①女性のスマートフォン使用比率が増加傾向にある事
スマートフォンは、当初男性の使用比率が高い状況にありました。(男性約70%、女性30%)これが、今回の直近調査では男性56.9%、女性43.1%となっており、女性の使用比率が年々高まっている事です。それでも、性年代別に見た時には、男性30~39歳が16.0%とトップですが、購買行動に大きく影響するこの女性層の数値は、今後のWEBマーケティングで無視できない数字だと感じます。
②主要利用サイト・アプリでLINE利用率が増加傾向、Facebook減少
利用サイト・アプリで見た時、検索サイトのGoogle88.1%、Yahoo77.7%は順当ですが、通信事業者のポータルサイト56.1%の次にLINE52.2%で、LINEが大幅に伸びている事です。1週のうちどの程度使うかという使用頻度のデータでは、LINEが25.9回とトップとなり、次に22.4回のtwitterで、ここでもFacebookは19.7回と前回調査から下降傾向で、twitterに抜かれた形になってます。やはりfacebook疲れなのでしょうか・・・
③最も活発にスマホを活用している層は、「女性20代」と「女性15~19歳」
スマホを活用して、「インターネット上で資料請求や見積もり依頼をする」と「インターネット上で商品やサービスを購入する」などといった積極活用がされているのは「女性20代」と「女性15~19歳」の層。

201211-11
提供情報への登録は何から?

④50%以上がスマホからクーポン利用の経験がある
「スマートフォン上のクーポンをお店で提示する(51.7%)」、「スマートフォンを使って、お店の中で商品の詳細情報を調べる(46.9%)」、「スマートフォンを使って、お店の中で商品の口コミを確認する(45.3%)」の順で経験ありが目立ちます。外でインターネットにつながるスマホ特有の活用が、購買活動でも約半数利用されています。
⑤スマホユーザーへのアプローチは、メルマガが効果的
企業や店舗からの提供情報に対する登録状況(コンバージョン)は、、「メールマガジン」が46.0%と他に比べて抜けた数値になっています。

こうしてみると、スマホへのシフトは年々進んでおり、その活用法も踏まえた企業側のモバイル対策は必須になっています。特にスマホのディスプレイの5インチクラスの大型化は、ほとんどパソコンを持ち歩いているかのようなインターネット利用になりますので、活用価値が大幅に拡がり、それと共に企業側のマーケティングもモバイル対策なしには考えられない時代になってきています。O2O(オンライン・トゥ・オフライン=オンラインと実店舗の連携・融合という意味)という言葉が示すように、こういう時代の消費者を獲得するためには、常にスマホを持ち歩く言わば「スマホ消費者」の対策なしに売れる仕組みは作れないと思うのです。

(written by スケールフリーネットワーク)

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