LINE(ライン)の勢いが止まりませんし、クライアントさんからの質問などよく受けるようになりました。
ユーザー数も1億人を超え、日本発のサービスらしくその40%以上は日本国内となっています。若い10代20代の年齢層に絞れば、感覚的ですが80%近い人たちが使ってるのではないでしょうか。facebookなどと違って、まさしく日本発の日本人に合ったサービスのような気がします。
ユーザー1億人達成するのに、LINEは19ヶ月、これに対してtwitter49ヶ月、facebook54ヶ月ですから、いかにこのスピードがすごいかというのが良く解ります。1週間に100万、200万の単位で増やしていってます。この要因のひとつがスマホの普及です。LINEアプリは、スマホを想定して作られたかのように、その機能はスマホとぴったりの相性のように感じます。だから、この所のスマホの普及と比例してユーザー数も伸びてきてるのだと思います。
ここまでウケる要因は、まず無料通話が出来るという点もありますが、twitterやfacebookと違って1対1のクローズドなコミュニケーションが可能な事だと思います。1対1のクローズドがSNSと言うのかどうかは別問題として、他のSNSにない特徴を持っていると思います。もちろん、twitterにもfacebookにも1対1のメッセージ機能はありますが、LINEほど特化したサービスにはなっていないと思います。そして、この1対1のクローズドなコミュニケーションを支えるのが、「スタンプ」と呼ばれるキャラクター達です。様々な表情をした「スタンプ」をメッセージ中に貼りながら気持ちを表現し、チャット状態のコミュニケーションを楽しむわけです。これは、かつてガラケーのメールで絵文字表現でコミュニケーションされた、あの進化形だと思って間違いないと思います。ここが極めて日本的な所で日本人に合っている理由です。気の合う仲間と「スタンプ」を貼りめぐらし、ゆるゆるの会話を楽しむわけです。
さて、こういうLINEに対して企業側はどう自社の販促や集客に活用するかですが、最大の活用価値は、O2O(オンライン to オフライン)ツールとして活用する事です。実店舗への購買・来店活動に大きく効果有る活用が可能だと思います。メールやメルマガによる開封率は低いですが、スマートフォンならではのプッシュ通知機能を利用して配信すれば、ユーザーはほぼ確実に気づいてくれ到達率は高いと思われます。(63%が見てるそうです)また、そのプッシュする時間帯をうまく設定する事によって、メッセージやクーポンの効果はさらに高まると想像できます。例えば、ビデオレンタルのTSUTAYAが週末金曜日夕方に配信したり、ローソンがランチタイム前にクーポン配信してるパターンです。
ただこれまで企業側がこういったプロモーションをやろうと思ったら、「LINE公式アカウント」を開設する必要があり、これには初期費用200万円、月額料金150万円、スタンプは1000万~と高額だった為、ローソン等大手の特定の企業に限られていました。
ところが最近LINE@という飲食・アパレル・美容・宿泊などの実店舗を運営する事業主向けのサービスが誕生し、初期費用5250円・月額5250円(開始3ヶ月は無料)のお手軽価格で利用が可能となりました。言わば、中小企業向けのサービスですね。これは、有効だと思いますしこれを活用しない手は無いと感じます。
では、早速やろう!となるのでしょうが、先程書きましたように、LINEは1対1、もしくは限られた仲間内でのコミュニケーションの場です。facebookのように1対nのプラットフォームならまだしも1対1なわけです。ここに課題があり、企業のアカウントがこういうプラットフォームに歓迎される為には、より緻密に設計されたメッセージの発信や戦略性が必要となってくると思います。安易にとにかくやればいいだろうではなく、良く考えられた練られた企画等が必要だと思います。
当社では、現在このLINE@を活用した販促・集客企画の支援・相談を承っております。遠慮なくお問合わせください。
(written by スケールフリーネットワーク)