九州経済調査協会が、昨日九州・沖縄・山口10都市の若者(18~29歳男女895人)を対象に「消費動向に関するアンケート調査」をまとめたデータを発表しました。
それによると、休日によく訪れる施設や店舗を3か所以上答える質問に対して、
郊外型ショッピングセンター(SC)38.9%
都心型ショッピングセンター(SC)24.2%
音楽・映像ソフトレンタル店、本屋13.4%
百貨店6.5%
などとなっています。
さらにマイカー所有者限定となると、
郊外型ショッピングセンターの支持率は49.9%となってます。
イオンモールを運営するイオングループが特に人気が高く、北九州・福岡・宮崎など6市でトップとなっています。
なぜ、これ程若者に郊外型ショッピングセンターがウケているか考えてみた時、以下のような理由が考えられます。
①都心型ショッピングセンターは、比較的買回り品や嗜好品、高級高額品の扱いが多い事から、買控え傾向や低価格志向の影響を受け、売上減を招いています。一方郊外型ショッピングセンターは、食料品・生活必需品等の取り扱いが多い事や、低価格の品揃えをするテナントを導入するなど、消費者ニーズを捉えいち早くその変化に対応している。
②郊外型ショッピングセンターの形態として、最近では大型店のキーテナントを持たないスタイルやディスカウントの専門店を集めた「パワーセンター」、在庫品を値引き販売する「アウトレットモール」といった「安さ追求型のショッピングセンター」も増えている事
③シネマコンプレックスに代表するレジャー施設やアミューズメント店を併設し、1日中滞在できる「時間消費型」の施設になっている事
④郊外型ショッピングセンターは、マイカーでのアクセス性の良さやワンストップショッピングといったメリットがある事
⑤若者に人気のブランド等は、郊外型ショッピングセンターにも出店してたりするので、そこで事足りてしまう。従ってわざわざ都心まで出掛ける必要性が無くなった事
⑥ライフスタイルの変化と共に消費者の買い物スタイルそのものも変化し、郊外型のショッピングセンター、郊外型の大型小売店へと変化している事
以上のような理由が考えられます。
そういえば私の自宅の近所にもイオンモールはありますが、確かに土日・祝日は多い印象があります。
(written by スケールフリーネットワーク)