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SEO対策のペナルティを受けるとどうなるか…

seoブラックハットなSEOはNG

上場企業の四半期決算など業績の発表が行われていますが、かつて社長の最年少上場会社としてマスコミ等で取り上げられた、成功報酬型ビジネスモデル求人サイトを運営のL社の業績が思わしくないと話題になっています。
売上は前期比で15%程度増やしながらも、肝心の経常利益は67%もダウンしています。発表された資料によりますと、「売上は前年同期比15.3%増となったものの、費用面ではサイト集客力やサービス認知度の向上を目的としたプロモーション活動の実施による広告宣伝費の増加や、従業員数の増加に伴う人件費の増加により経常利益が前年同期比で67.2%減になった」と説明があります。要は集客の為の広告費と人件費で利益率が悪くなりましたという話です。
ではなぜそこまで集客の為の広告費を投下しなければならないようになったかですが、これはSEO対策の失敗によるものです。私はかつて広告代理店時代から成功報酬型求人サイト開発に関わっていたという事もあり、このL社のネット集客の方法については注目していました。今は被リンク数の重要性は薄くなりましたが、当時はSEO対策の主な方法は「被リンク」にあり、如何に多くの被リンクを持つかに注目されていた時代です。その中で自作自演とも言うべき、極めてブラックな方法で被リンクを大量に集めていましたから、先々いずれ何かおきるのではないかと思っていましたが、案の定昨年Googleのペナルティを受けたと思われます。その証拠に被リンクを片っぱしからはがしていましたし、何よりこのサイトのビッグキーワードである「アルバイト」での検索順位が急降下した事です。それまでほとんどのキーワードで1ページ目表示されていたものが、今では固有名詞で検索しない限りTOPには出てきません。良くて2、3ページ目、キーワードによっては100位すら入っていないものもあります。この事を補完する意味合いで広告費が大量に投下されたという事になります。
結局、当時は裏ワザだと思われたSEO対策もGoogleのアルゴリズムの変更に伴い全く通用しない、むしろ大きな代償を受ける事になってしまったわけです。それが、ペンギンアップデート(外部リンク評価)でありパンダアップデート(コンテンツ評価)であったわけです。
今回L社の事例であげましたが、こういう事例はここ1・2年で多数あると思われます。たとえ上場企業であっても一歩間違えば、検索結果圏外に陥り、それが業績に大きく影響、場合によっては致命傷に成りうるという事です。一端ペナルティを受ければ、その内容によっては二度と這いあがれない、期間限定であっても時間と無駄なエネルギー(コスト)が必要となります。
私は、SEO対策にもはや裏ワザなど無いと思っています。ブラックやグレーのSEOは、今は良くてもいずれ見破られるものです。SEOは、一種学問みたいな所がありますから日々の実験・検証を繰り返し、コツコツと地道に正攻法で積み上げるもだと思っています。その中から、時代に応じたノウハウが蓄積されるものだと思っています。


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(written by スケールフリーネットワーク)




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