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店舗経営者必見!LINE@の事例から学ぶ集客法

lineLINE@を集客に活かす

LINE@については、過去にも書いたのですが、LINE@はご承知のようにLINEとWEBの両方で店舗プロモーションを行い、友だち登録してくれたお客様に対してLINEでメッセージを配信、店舗へ誘導・集客するO2Oサービスです。クーポンやセール情報など配信できるので、クーポン利用による再来店や予約といったお客様のアクションにつなげる事ができます。
2014年5月にこのLINE@サービスのリニューアルが行われ、無料版であるスタンダードプランと有料版のプロモーションプランに変更なりました。違いは送信できるメッセージ配信回数のみで、スタンダードプランの1回に対してプロモーションプランは無制限です。月1回だと少ないと思われるかもしれませんが、業種によってはこれで充分活用できます。(理由:後述)
当社ではLINE@サービスが開始された当初から、導入された店舗さんのご協力も得ながら数々のテスト運用(言わば実験)を行い、どういうケースに効果的なのか、どうやるとうまくいかないのか等など検証を繰り返してきました。そうしたケーススタディから導かれる傾向みたいなものを今回は紹介したいと思いますので、導入を検討されている方、導入しているけどうまく機能していない店舗の方々にヒントにして頂ければ幸いです。
友達の獲得数について
まず導入当初躓くのがメッセージを配信する母数、すなわち友達数です。配信する情報や企画はあっても肝心のその配信先がなければほとんど意味をなしません。上限は1万人までですが、中小企業の店舗の場合まずそこまで中々いきませんし、1000人集めるにもかなりのパワーが必要となります。効果を感じ取れるようになるには最低でも100名位は必要です。既にDMやメルマガ等の顧客リストをお持ちであれば、LINEへそのまま移行、比較的簡単に増やせますが通常は0からのスタートです。
そうすると友達登録促進を図る上で、何かしら登録者向けサービスが必要となります。美容室では登録してもらうと「トリートメント進呈」というのもありましたし「割引券配布」もありました。食材販売店舗では「コロッケ1個サービス」等といった事もありました。モノではなくサービス時間や技術といった付加価値もエステサロンやリラクゼーションサロン等の店舗では可能でしょう。いずれにしても効率よく短期間で友達数を増やすには、お客様にとって喜ばれるサービスを提供する事で登録促進を図る必要があります。
開封率について
LINE@のメッセージ配信は、プッシュ機能がある為、DMやメルマガと比較すると高い到達率があるのは確かです。メルマガは余程有益なものでない限り読まれなくなっていますし、DMに至っては開封すらされない昨今です。DM・メルマガの開封率は、一般的に数パーセント~10パーセント程度と言われています。LINE@の開封率は当初60%程度と言われていましたが、当社が関わった事例でいけば30~50%程度でそこまでは行っていません。また、ずっとやっていると開封率も下降傾向にあるように感じます。これは配信側は、月1回の配信でも受け取るお客様側が複数の店舗と友達になっていれば、月に何度も受け取る事になります。そうすると内容によっては所謂「うるさく」なって開封されないという事だと推測します。
プッシュされたメッセージ文章も非常に重要です。ありきたりでは開封率が落ちますし、プッシュ通知された時お客様が有益だと思う情報や思わず詳細を開いて読んでみたくなるキャッチ文章でなければなりません。プッシュ通知文で、メッセージの内容がおおむね解ってしまうような文章ではなく、興味を持たせつつ次を開いてもらう様な文章が必要です。ここはメッセージの価値=内容と共に開封率に大きく影響する部分だと感じます。
配信頻度について
配信回数はどの位が適当かよく尋ねられました。これは業種によって異なると思います。一番目安になると思ったのは、お客様の店舗に対する来店頻度と同じという考えた方です。毎日でも来店の可能性がある店舗だと毎日配信でもいいと思います。その日のお買い得商品だったり、ランチメニューを画像と共に配信するなどです。一方たまにしか行かないような店舗では、月1回の配信で忘れられない様に再来店を促す方法でしょう。月に1回や1ヶ月半に1回程度の来店頻度の店舗、例えば美容室等から頻繁に配信されたらどうでしょう。うるさくて仕方ないですし、逆にマイナスイメージさえ持ってしまいます。冒頭、無料のスタンダードプランで月1回配信でも、業種によってはOKですと言ったのはその為です。配信頻度は、あまりうるさくなり過ぎると開封率に影響しますし、最悪ブロックにされてしまいますから重要な部分です。来店頻度・メッセージ内容・お客様層を吟味した上でデリケートに対処したい部分です。
配信時間帯について
メッセージ配信を確実に見てもらう為には、受け取るお客様のゆとりある時間、すなわち一番メッセージを受け取れる状態にある時間を考慮しなければなりません。それはお客様の生活リズムを正しく把握する事でもあります。主婦をお客様とする店舗が朝夕の忙しい時間に配信してもいやがられるでしょうし、会社員に仕事の始業時送ってもブロックされるだけです。一般的に通勤・通学する会社員や学生には、朝の出勤通学時間帯、ランチタイム時間帯、夕方からの帰宅時間帯が良いとされています。また主婦には、朝の忙しい時間帯後(9~11時)、お昼過ぎのから夕方までの時間帯(14~16時)が良いとされていますが、こちらは当社のデータでは20~22時が一番良い結果が出ています。これはおそらく働く主婦が増えている為で、1日の何かも終った就寝前のゆっくりした時間帯だと思われます。自店舗のお客様が専業主婦なのか働く主婦なのか考慮された配信が必要だと感じます。LINE@はプッシュ性が高い分、やみくもに配信するのではなく、お客様の生活リズムを配慮したやり方でなければなりません。
クーポンの活用方法について
LINE@にはクーポン配信の機能がありますが、この活用方法も大切です。クーポンといえば、即「割引」に向かいやすいのですが、割引クーポンの場合それなりに利用者も増え売上にもつながりますが、割り引くという事は一方で利益も失うという事です。中にはわざわざ値引かなくても来店する可能性のお客様もいるわけですから、むざむざ利益を失ってしまっているケースもあります。割引クーポンは、再来店を促す手段として効果は高いのですが利益減少を招く場合もありますので、その使い分けは慎重にやるべきです。
割引クーポン以外でどういう使い方があるかというと、前述したように金額では無くサービス提供時間や技術料等の提供です。例えば美容室やエステサロン等が、普段使われないワンランク上のサービスを体験的にやってもらえるとか、通常10分の所を15分やってもらえるとかといった感じです。サービスや技術系店舗でない物販の場合は、値引くのではなく少し増量するとかサイズアップとかが考えられると思います。またポイント導入店などはポイント付加サービスなども考えられるでしょう。
クーポンは、店舗ごとの状況に応じフレキシブルに対応すべきでしょう。
どういった業種に効果的か
お客様が繰り返し定期的に利用する可能性の高い美容系店舗(美容室・エステサロン・ネイルサロン等)には、向いていると思いますし、それなりに効果も出ていると感じます。また画像で効果的にシズル感を出せる飲食系店舗(ランチ・ケーキ・スゥイーツ等)は、季節の商品や新作商品の紹介をしながら集客が図れると思います。
逆にあまり効果が薄いのではと思われるのは、歯科や医院等。LINEのサイトにも事例として掲載はされていますが、そもそも病院等は普通の店舗と違って「楽しく」て行くわけではなく、必要に迫られていくわけでLINEで情報発信する内容にも乏しいはずです。新商品があるわけでもなく、クーポンが出せるわけでもないので、自ずと予約の空き状況程度しかないわけです。そうするとその程度の内容であれば、ホームページでも事足りるので利用価値は薄いと感じます。それでも歯科でいえばホワイトニングや美容外科等美容系のクリニックでは予約に活用したり新しい情報提供のネタはあるのかもしれません。
現在あまり使われていない業種、特に自治体・公共機関・文化施設等はもっと活用の価値があると思います。福岡市動物園は、イベント情報等を定期的に配信していますが、図書館なども週ごとに新しく入った本の案内など利用価値が高いと思われます。


当社では豊富な事例を元にLINE@の運用サポートが可能です。ご相談下さい。


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(written by スケールフリーネットワーク)

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