いくつものホームページを見ていると優れた良いホームページには、傾向があると思います。
そして、優れたホームページは、以下の事に集約されるように思います。
※以下の記事は、2012年に書いたものですが未だによく読まれている記事です。時代が変わっても的を捉えていると思います。しかし、スマホの普及など部分的には変わっていますので、改訂版ページ(2017執筆)も参考にしてください。
●訪問者(閲覧者)サイドは、
『情報がわかり易く、訪問の目的にすぐに到達できる』
●サイト運営者(オーナー)サイドは、
『ターゲットとする訪問者を目的=コンバージョン(問合せや、購入等何らかのアクション)まで導ける』
見た目の美しさ(デザイン性)も大切ではありますが、決して見た目では無いと思います。
第一印象(ファーストインプレッション)は大切ですが、デザインだけにこだわるホームページが優れたホームページではないのは確かです。ホームページを作ることが目的ではなく、何のためのホームページかを考えるのが重要だと思います。
この事は、超メジャーなヤフーとグーグルを見てみれば一目瞭然です。
・トップページが実にシンプル(余計なものが全くない)
・画像がほとんど使われていない(軽い)
・トップページに広告がない(グーグル)、またはワンポイントで使っている(ヤフー)
・壁紙を使用しない(背景は白)
・文字のサイズがブラウザから自由に選択できる(閲覧者視点)
・横幅が長くなく、中央寄せされている(閲覧者の使用環境配慮)
・既に見たページはリンクの色が変わる(閲覧者視点)
・目的のページにすぐいける(目的外のページに入ったりしない)
・目に優しい色使いになっている(閲覧者視点)
・デザインは企業が運営しているサイトという感じがない(カッコイイでなく親しみが持てる)
・所々に遊び心がある(親しみやすさ)
挙げていくと、まだまだあるのかもしれません。どうでしょうか?これを見ると重要な共通項が見えてきませんか?
詰まる所、閲覧者=訪問者の立場に立って作られているという事です。webユーザビリティ(訪問者が見やすく、わかりやすく、使いやすいページ)を考えながら作っていくと、行き着くところはココになってしまうという事ですね。
さすがにネットのことを知り尽くしているYahoo!やGoogleというのがよく判ります。
ネットのことをよく知らない多くの人は、『カッコいい、綺麗なホームページ=優れたホームページ』だと勘違しています。
しかし、ヤフーやグーグルを見れば、そうでないことがよくわかります。
Googleなんて、これでいいの?というくらいシンプルです。でも、逆にこれでないといけないわけです。
なぜならば、訪問者は検索サービスを利用する目的で訪問しているわけですから、検索機能が使いやすければ、それでいいわけです。
他にカッコいい画像など全く必要ありません。
この事は、実はSEO対策とも関連してくるわけです。
ネットのことをよく知らない企業のホームページは、WEBデザイナーによって作られています。しかし、WEBデザイナーは、カッコいいホームページを作るプロですが、アクセスアップするためのホームページを作るプロではありません。ですから、ネットのことをよく知らない企業は、WEBデザイナーに画像をたっぷりと使った、カッコいいホームページを作ってもらって、満足します。これでは、単なる自己満足ですよね。
逆に、ネットで成功している企業のホームページは、ネットを知り尽くしたプロが作成しているので、基本に忠実でユーザビリティに優れています。
今一度、自社のホームページを見直されてみてはいかがでしょうか。
運営サイドの自己満足なホームページになり過ぎていないか。
閲覧者の立場になったホームページになっているか。
※スケールフリーネットワークでは、ホームページの無料診断を実施しています。
遠慮なく、ご相談下さい。
(written by スケールフリーネットワーク)