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コンビニの新商品開発は大いに参考にすべし

konnbiniコンビニの100円戦略

昨年のヒット商品に「コンビニコーヒー」がありました。セブンイレブンが煎れたてコーヒーを販売すると、他のコンビニチェーンも追随するように始め、今やコーヒーはコンビニエンスストアで買うものという新しいコーヒーの買い方を作り上げた感さえ有ります。
この「コンビニコーヒー」は、新商品開発の視点で実に戦略的で考えられた商品だとあらためて実感します。まず「売上の拡大」という意味では、1杯100円程度の商品ですが、この積上げがバカにならないという事。セブンイレブンの例でいくと、1店舗が平均1日120杯程度販売するそうです。良く売れる店舗だと1日300杯位だそうで、計算すると月に36万~90万売れるという事になり、年間だと400万~1000万をコーヒーで稼ぐというになります。これにはさらに「ついで買い」のプラスもありますし、何より商品の特性上、利益率が相当大きいはずです。
次に「新しい顧客の獲得」です。缶コーヒーは女性には売れませんでしたが、これを煎れたてのコーヒーにするという少しの工夫で、女性にコンビニでコーヒーを買わせる事に成功しました。しかも、コーヒーはリピート性が高く、「来店頻度」を高める事にもつながりました。
実に考えられた戦略ですが、先日報道でもありましたようにセブンイレブンは、今度はさらに100円ドーナツを販売するとの事です。これも単純にこれまでのコーヒーにプラス100円でドーナツを買ってもらうという単価アップ戦略だけでなく、レジ横でワンコインで気軽に買ってもらえる低単価商品の充実を図る事で、もっと使いやすいお店作りを目指しているようです。一見やっている事は100円ショップと同じ様に見えますが、まさに、商品の付加で顧客数を拡大し、リピート顧客を増やし、同時に新規顧客獲得につなげる考えられた戦略です。
新しい商品開発というと何かと難しく考えがちですが、今ある販売チャネルを活かす、商品の売り方を少し変えてみる等などほんの少しの着眼点の違いなのかもしれません。そういった点ではコンビニの商品開発には大いに参考になる点が多いと思います。


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(written by スケールフリーネットワーク)

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