自社サイトへの集客を図る方法として、リスティング広告やSEO対策など実施されている企業も多い事と思います。それはそれで構わない事ですし、否定するものではありませんが、そればかりを行っているといくら集客できても離脱率が高くなったり、平均ページビュー数が落ち、肝心のコンバージョン率が低くなる傾向にあると思います。サイトを訪れる人には必ず目的があり課題があります。例えば、モノの購入に際し比較検討であったり、提供サービスの比較、知りたい情報収集だったりです。その時、その目的や課題に対して信頼や共感が生まれないとコンバージョンには至りません。
自社サイトだとどうしても売り込み色が強くなりすぎる傾向にありますから、客観的でなく信頼と言う意味では敬遠されがちになるものです。そこで近年盛んに登場しているのが、オウンドメディア(owned media)の制作です。オウンドメディアは、文字通り自社所有の媒体という事になります。Webサイトやブログ(CMS)など、自社所有のメディアで、多様なメディアを統合・補完するハブの役割を担います。現在はネット上で情報が溢れ、利用者は様々な情報を手にする事が出来ます。従って企業側は、自社の商品やサービスを単にアピールするだけでは顧客の心を射止めづらくなってきています。営業マンがしつこく何度も働きかけてくる、同じDMが何度も届く等うるさく感じると、どんなにその商品が優れていても企業や商品にマイナスイメージを持った事はないでしょうか。それと全く同じで、一方的に売り込み色が強いサイトは敬遠されがちだと思います。そこに客観的で、顧客視点のサイトがあればどうでしょうか、意外とすんなり受け入れてもらいやすいはずです。人間は不思議な動物でアプローチされすぎると逃げ、自ら能動的に見つけたものには信頼を持つ動物のようです。
スマホの普及は、インターネットを活用し誰もが簡単に『探す』行為に変化をもたらしました。自分が気になる商品、知りたい情報がどこに居ても探せます。この事が、現在コンテンツマーケティングの潮流を生み出していると感じます。自社商品やサービスとは少し距離を置き、純粋に顧客視点に立ち客観的な情報を提供する事が、信頼感を生みファンとして囲い込んでいくことになります。この役割を担うのが、自社メディアのオウンドメディアです。オウンドメディアは、言わば「顧客の課題解決サイト」であり、顧客側に見つけてもらいファンになってもらうアプローチの仕方です。
冒頭に書いた意味は、広告料を減らしその分「顧客の課題解決型自社メディア(サイト)」を持つことによってwebサイトからのコンバージョンを高めませんかという事です。当社事例を少しだけ紹介します。健康食品をネットで販売している企業が、大手のポータルサイトにも出店し、リスティング広告も毎月行い、複数のランディングページも準備してネット販売を進めていました。しかし競合商品も増え、リスティング広告CPC単価も高くなり、ポータルサイト出店維持コストも高くなり、集客するものの売上につながらないという状況が近年続いていました。そこで提案したのが、上記「顧客の課題解決型自社メディア(サイト)」の制作でした。これによりリスティング広告依存型の集客からコンテンツマーケティング型の集客にシフトしました。リスティング広告やポータルサイト出店維持費を50%に抑え、その分をコンテンツ制作コストに変更しました。広告費は半分になりますが制作費がかかるので、コスト全体としてはあまり変わりません。しかし一番変わったのは、肝心の売上結果で約1.8倍位になった事です。また特筆すべきは自社メディアサイト経由の売上構成が70%もあるという事です。如何に信頼と共感を得れば売上につなげやすいかという証明でもあります。しかも、自社メディアはCMSで構築するので自社内で運営でき、ストック型のコンテンツの為資産的意味を持ちSEOにも効果的です。信頼と共感を高め評判を広める自社メディア(サイト)制作こそが、今有効的なネット集客の方法だと考えます。
オウンドメディア=顧客の課題解決型自社メディア(サイト)の制作は、ご相談下さい。
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(written by スケールフリーネットワーク)