更新は質が問われます
ホームページの更新頻度は、SEO対策に密接に関係する事です。
そういう狙いもあり、ホームページをwordpressで構築、ブログによる更新を行われている企業も多くみかけます。これはこれで大変良い事なのですが、よくありがちな誤ったポイントを本日は紹介します。
更新頻度は、ご承知のようにサイトとしてのボリュームが増え、それと共に活性化し価値を高めるから、検索エンジンからの評価も上がる事になります。その辺を理解され、毎日毎日担当者を決めマメに更新されてる企業がありました。ところが、思うように検索キーワードに出てこない、検索順位が上がらないという悩みを抱えておられました。
そこでよくよく調べてみたら、そのサイトのテーマとは異なるブログ内容で更新されているケースが多々あったのです。サイト訪問者は、通常何かの目的があって検索をかけ、その目的解決の為にサイトを訪問します。ところが、折角そのサイトに来てはみたものの全く違うテーマの事が書かれていたらどうでしょう。「ホームページ制作」のサイトに来てみたら、全く関係ない「旅行ネタ」が書かれていたようなものです。
対象の企業もその事をよくご存じで、最初はサイトテーマに合った内容で更新をされていたようですが、いつしかネタも乏しくなり、苦し紛れに違うネタで更新され始め、結果書かれている内容に数行本来テーマが入る程度であとは関係ない内容が増えていったのです。
私は、常日頃この事を「サイトが薄まる」という表現を使っていますが、最初は濃かったサイトが徐々に薄くなっていったという事になります。SEO対策には、総単語数とキーワード出現率という視点があります。
事例の企業は、美容室で当初「ヘアスタイル」や「ヘアケアの方法」「流行のカット」など、想定される訪問者の役に立つ情報を心がけておられましたが、徐々にランチネタや旅行ネタなどが増え薄まっていました。そうなるとどうなるかと言うと、検索ロボットは美容関連の情報が書かれているサイトとして認識するはずだったものが、薄まる事によって美容関連なのかグルメなのか、はたまた旅行サイトなのか迷いだす事になります。それが検索順位にも反映されますし、何よりも美容目的で訪れた訪問者もすぐに離脱する結果となってしまいます。
対策として、サイト目的を再確認して頂き、Facebookページをお持ちでしたので、それぞれの役割分担を明確にし、本サイトには本来業務に関する情報提供で徹底し、それ以外のネタ、すなわちスタッフの人柄やお店の顔が見えるような情報は、Facebookを使うという約束事を決めました。
そして、その方法で徹底して2ヶ月更新を繰り返し、過去記事についても編集を行い部分修正を加えました。そうした所、元々SEOに優れたポテンシャルの高いwordpressで構築されているだけあって、すぐに改善効果が表れ、合わせてfacebookからの流入も増え、サイト訪問者が一挙に倍増する事となりました。
結局、更新の質を高める事は、想定される対象者の目的解決の内容でなければならないという事です。もちろん、放置しっぱなしの何もしないサイトよりは全然いいのですが、更新にはそのコンテンツと質が問われるという事です。
(written by スケールフリーネットワーク)