ソーシャルメディア(SNS)は、広告予算を潤沢に持たない企業、特に中小企業・個人企業のマーケティング戦略において欠かせない存在であり、重要なツールである事は間違いありません。なぜなら、莫大な広告コストをかけることなく、アイデア次第では広告と変わらぬあるいはそれ以上の拡散効果が得られるからです。
しかし、Facebook、Twitter、LINE等など数多くあるSNSの中で自社の顧客層に適しているのはどれなのか、効率的なのはどれか等はよく吟味する必要があると思います。またSNSは活用したからと言って、すぐに結果(売上)に表れるものでもありません。自社のブランド力を強化する為のツールであるという事を認識し、長期的に取り組む姿勢が必要です。
※中小企業の中には、すぐに結果を求め中々我慢できず、中途で挫折してしまうケースを多く見かけます。
今回は、Pinterest(ピンタレスト)に絞り、その活用価値を書いてみます。
ご承知のようにPinterestは、画像に重点を置いたSNSで、自分自身が興味関心があるものをボードを使って表現する場、また欲しいものや行ってみたい場所などを画像でストックする場でもあります。アメリカでは、Facebookに次ぐサイト誘導率を持つとも言われており、使い方次第ではブランディング効果は高いはずです。すぐに思いつくのは、作家・カメラマン・デザイナーなどクリエイティブ系の業種ですし実際多くの方が使われていますが、はたして企業が使うのに本当に意味があるのか?という話です。
モノの購買決定に際して視覚的要素は、最も高いと思われますが、それが画像で訴求できるわけですから効果的です。ファッション(アパレル)、旅行、インテリア、グルメ、通販などの業種では利用価値が高いと思います。ご承知のようにPinterest上では、何も購買できないし問合せる事もできません。しかし実はココがイイ所で、利用者は純粋に写真を楽しんで、そして純粋に「これが着てみたい」「ココに行ってみたい」「これを使ってみたい」という欲望にかられ初めて対象サイトへたどり着くわけです。これはまさにインバウンドマーケティングであり、興味関心を持った利用者自らが探し出したものです。現代のWEBマーケティングは、自社のサービスや商品を如何に見つけてもらうかにかかっていますから、画像で訴求できるような業種においてPinterestが優れていると思う理由はココです。Facebookは人と人のつながり、Pinterestは興味関心でつながるSNSです。これを利用しない手はないと思うのです。
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(written by スケールフリーネットワーク)